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「JICAのプロジェクトに協力」~スリランカ政府関係者が見学に来られました~
2024-07-10
ワークセンターひょうごは、日々、さまざまな方の見学を受け入れております。
この度、昨年から2か年に渡って、スリランカの政府関係者が見学に来られましたので、ご紹介したいと思います。
なぜスリランカの方が見学にお越しになったかというと、JICA(国際協力機構)から「スリランカにおける障害者の就労支援促進プロジェクト」への協力依頼があったことがきっかけでした。
このプロジェクト自体は4年をかけた壮大なものですが、そのプログラムの中の訪日研修で1週間程度日本に滞在し、障害者雇用や就労支援を実施している様々な場所を見学する事業所の一つとして、ワークセンターひょうごにお声がかかりました。プロジェクトの詳細についてご興味がある方はこちら
研修を企画する関係者の皆さまと趣旨や目的、見学いただく内容について打ち合わせを行いました。スリランカにおいて、障害者雇用は一般的でなく、これから発展していく分野だそうです。日本で障害のある方が生き生きと働いている場面やそれをサポートする関係機関の取り組みなどに触れることで、適切なサポートがあれば多くの障害者が働けるという実感を持ってもらうことが大きな目的とのことでした。
当事業所においては、下記3点を見学いただきました。
⓵障害のある方の就労相談支援事業(しごとサポート中部、神戸障害者就業・生活支援センター、公共職業安定所の説明)
②障害のある方が就労するために訓練している様子(神戸市立ワークセンターひょうご・就労移行支援)
③働く障害のある方の居場所事業「通称:ドリーム」(ドリームの詳細はこちら)
ドリームの見学は、単に見学いただくだけではもったいないと思い、スリランカの方とドリームのメンバーで交流会ができるよう企画しました。
JICAの方より「ドリームという名前なので、みなさんの夢を聞いてみたい」と質問があり、ある参加メンバーから「いい人に巡りあって、前向きにやっていきたい。楽しいことを作っていきたい」と答えると、通訳の方が感動して涙を流されていました。その後、メンバーからいろんな夢が語られ、そのあとはこちらからスリランカの皆様に気になることを質問しました。
- スリランカでおいしいスイーツは? →ワタラッパ(プリンみたいなもの)
- 好きな日本食は?→カツ丼、うどん・・・、逆におすすめの料理は?と質問があり、メンバーから、ぎょうざ、エビフライ、からあげ、魚の塩焼きなどの返答をしていました
- 日本では相撲が国技だが、スリランカの国技は何ですか?→クリケット
他にもいろいろ質問がありましたが、スリランカの皆さまより気さくに答えていただいて、あっという間に時間が過ぎました。
最後にJICAの方から、昨年のドリーム見学後、スリランカでも同じような集まりができたこと、その集いの名前も「ドリーム」になったことが披露され、参加してるメンバーからどよめきや喜びの声があがりました。スリランカのドリーム参加者とコミュニケーションをとりたいという意見も出て、もしかするとオンラインでつながれる可能性があるかもしれないね、という話もでました。実現するかどうかはわかりませんが、いつか叶うといいなと感じました。
このプロジェクトの進捗についてJICAのHPを拝見すると、開始して2年経過した昨年10月末時点で、全25県中18県において、105企業124名の障害がある方の就職が実現したそうです(詳しくはこちら)。スリランカにおける障害者雇用や障害者就労支援が確実にすすんでおり、発展していくための一助になれたのであれば、非常に誇らしいことだと思います。
今回、このような機会を得ることができたのは、これまでワークセンターひょうご・しごとサポート中部の創設から現在までに関わってきた方々すべての人の積み上げてきたものが、実を結んだ形になったのだと思います。まさに、法人の基本理念の中の「私たちはグローバル(全世界的)な視点に立ち、隣人として、地域社会・国際社会の人々との交流を深め、幸せな福祉社会の実現に努めます」を体現できた出来事でした。
スリランカの方に就労支援に係る技術や経験を惜しみなく提供し、また、交流の際は障害のある当事者にも入っていただき、当事者の意見や思いの共有を行いました。交流の中ではほっこりするような場面もあり、スリランカの皆さま、ドリームのメンバー、両者にとっていろんな発見や感動のある時間になったのではないかと思います。
見学にお越しくださったスリランカの皆様、JICAの皆さま、研修の運営役の場所づくり研究所プレイスの皆さま、神戸公共職業安定所・福本様、ドリームの参加メンバーの皆さま、この場を借りて、貴重な時間を共有させていただきましたこと、感謝申し上げます。
これからもスリランカにおける障害者雇用がさらに進展し、現地の障害がある方をはじめ、すべての人の幸せが大きくなっていくことを願っております。
しごとサポートの説明
神戸公共職業安定所・福本氏より、公共職業安定所の説明をしていただきました
ワークセンターひょうごの見学
ドリームへようこそ(シンハラ語バージョン)
スリランカのお土産を頂きました
スリランカの皆様、研修関係者、ドリームのみんなで集合写真
令和5年度 第3回 在職者交流会を開催しました。
2024-03-01
2024年2月10日(土)、令和5年度 第3回在職者交流会「ちょこっとお話し♪ちょこっと相談 お茶会おしごトーク(^^♪ ~アロマの香りに包まれて~」を神戸市立中部在宅障害者福祉センターにて開催しました。
9名の方にご参加いただき、BGMとアロマの香りに包まれながら、リラックスした雰囲気の中、スタートしました。
開催挨拶の後、皆さんに名前や仕事内容、趣味について自己紹介をしていただきました。
自己紹介終了後は「チョコうさぎチーム」と「チョコぱんだチーム」に分かれて、いよいよ、お茶会おしごトークがスタート♪
今回、テーマを決めたアイテムは ^^) _旦~~~~~~~~ジャジャーン!『ガチャガチャ箱』でした!!
ガチャ玉から出た1つ目のテーマ「仕事で困った時の対処法☆ ○○してます!」では、「同僚に相談してます!」、「周りの人に確認してます!」等話しておられました。
2つ目のテーマは「ワタシの推活!!○○にハマってます♡!」では、「ドジャースの大谷翔平選手と山本選手推し♡」等と話が飛び交い、楽しそうに有意義な時間を過ごされておられました。
意見交換中は、お手製のペーパーランチョンマットをテーブルに敷いて、紅茶を飲みながらお菓子をいただく、ほっこりタイムとなりました(*^^*)
参加者の皆様にはアンケートを記入していただき、参加された方からは「周りと比べるより過去の自分と比べることが、今後活かせそうだと思いました。」「仕事をしていく上でリフレッシュが大切だと思い、とても楽しめた。」「職場でコミュニケーションを取りたいと思っており、今回在職者交流会へ参加して色んな方と話が出来たので、職場でもコミュニケーションを頑張りたいと思いました。」等、他にも満足された話を多く聞かせていただき、交流会の幕を閉じました。
次年度も全員で楽しめる会になればと考えていますので、ぜひご参加をお待ちしております。

就職の決まった訓練生へのインタビュー
2024-02-01
1月12日にワークセンターひょうごを卒業した方がおられます。久しぶりにインタビューを行いましたので、皆さんにご紹介します!
◎Hさん(男性)
――就職おめでとうございます!
働かれる会社での、お仕事内容を教えてください
「食品を使った会社で商品の分別やラーメンの分別をする仕事です。時間があったら清掃作業をします。」
――就職に向けてがんばったことはなんですか?
「仲のいい友達とおしゃべりしないように距離を離して作業に集中したことです。」
ワークセンターひょうごで楽しかったことは何ですか?
「土曜訓練の外出作業と、作業の訓練では紙袋作業です。」
――どこに行ったのが一番楽しかったですか?
「ボーリングに行ったのが楽しかったです」
――それでは最後に、これからの意気込みを教えてください!
「仕事で困ったら仕事のスタッフさんに相談することです。頑張ります!」
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◎Nさん(男性)
――就職おめでとうございます!
働かれる会社での、お仕事内容を教えてください
「医薬品を扱う会社の、倉庫内での作業です。」
――就職に向けてがんばったことはなんですか?
「コミュニケーションをとれるように努力して頑張ったことです。」
ワークセンターひょうごで楽しかったことは何ですか?
「土曜訓練の外出作業です。」
――どこに行ったのが一番楽しかったですか?
「外出訓練で水族館に行った事が楽しかったです」
――外出訓練私も好きで楽しいと思いました、水族館綺麗ですよね。
――それでは最後に、これからの意気込みを教えてください!
「長くつづけられるように頑張ります!」
――私も長くつづけられる仕事を見つけられたらいいなと思っています。ありがとうございました。
★今回のインタビュー&記事の作成は訓練生のS・Kさんが担当してくれました!
<インタビューをしてみた感想>
緊張しましたが怖がらずに人に聞けてよかったです。

令和5年度 第2回 在職者交流会を開催しました。
2023-12-11
2023年11月18日(土)に令和5年度第2回在職者交流会『Work&Life講座 無理せず長く働き続けよう!~みんなでLet’sパラスポーツ~』を神戸市立総合福祉センターにて開催しました。
小雨がぱらつき冷え込む気温の中、26名の方にご参加いただき、第1回と同様(いや、それ以上!?)に大盛況の交流会となりました(^^)
まず始めに、O支援員による「働きつづけるってどういうこと?」の講演会を行いました。
職場での合理的配慮やコミュニケーション、生活リズムについてなど、長く働き続けるためのポイントについて紙芝居形式でお話があり、参加者の方々は最後まで真剣に聴き入っておられました。
講演後はチームにわかれての自己紹介、全員でラジオ体操を行ったあと、K支援員(障害者スポーツ指導員です!)からルール説明を行いました。
そして、いよいよパラスポーツの「ボッチャ交流会」がスタート!(^^)!
ボッチャ経験者の方や初めての方を交えての4チーム総当たり戦で試合を行いました。
円陣を組むチーム、作戦会議をするチームなど、どのチームも「ARE」?を目指して一丸となって、奮闘されていました。
試合中はボールの行方を全員が固唾を飲みながら注目!逆転に次ぐ逆転の展開に歓声と拍手のシャワーが降り注ぐ、大盛り上がりの楽しい交流会となりました。
また、ボッチャ終了後には自発的にチームメンバーで集まったり、参加者同士で雑談をするなど、スポーツを通じてさらに交流が深まった1日にもなりました。
参加された方からは「今日の事をあさって職場で自慢して話せる。優勝をしたからうれしいです。」「ボッチャで他の人と話しながら楽しむことができてよかったです。」「体を動かすなど、休日に出来そうです。皆とチームワークが出来て良かった。初めてやるスポーツを楽しめて良かった。」「リラックスして、ゲームに集中することが出来ました。仕事でも、もっとリラックスして今日のように頑張ります。」など、ほかにも満足された感想が多く寄せられました(^^)/
次回の在職者交流会は現在企画中です!
第1回、第2回ともスポーツでの交流会となりましたが、はてさて、2度あることは3度あるのでしょうか!?
乞うご期待!
令和5年度 第1回 在職者交流会を開催しました。
2023-08-02
2023年7月15日(土)に令和5年度第1回在職者交流会「Work&Life講座~仕事の悩みをスマッシュ!働くための体力づくり~」を、神戸市立総合福祉センターにて開催しました。
33名の方にご参加いただき、大盛況の交流会となりました。
まず始めに、O支援員による「趣味について」の講演会を行いました。「趣味があることで仕事を楽しいと感じる」「趣味を通じて仲間ができる」など「趣味の大切さ」を紙芝居形式でお話をしていただきました。
講演後はチームにわかれての自己紹介〰。
お名前やお仕事の内容、趣味などについてそれぞれ自己紹介を行い、メンバー間の交流を深めていただきました。
ラジオ体操を挟んで、いよいよ卓球交流会がスタート!
卓球が初めての方、マイラケット持参の方など参加者は様々でしたが、各チームそれぞれのやり方で対戦を楽しんでおられました。対戦後にメンバー同士でお話をしたり、チームの垣根を越えて対戦(ガチでした(笑))するなど、熱くもあり和やかな交流会となりました。
参加された方からは「これからも仕事を続けて行こうと思いました。休日はたくさん体を動かして、楽しい事をしようと感じました」「話かけてくれる方がいて、働いている人の話を聞けてうれしかったです」「ストレスの発散方法を他の方と話し合えました」等、他にも満足された感想が多く寄せられました。
そうそう、我らが支援員、OさんとMさんも満を持して卓球に参加しました!
参加者から「もっと脇をしめて〰」「入ってないよ〰」などダメ出しされていたのは、内緒にしておきますw
次回の在職者交流会は現在企画中です!
次回も全員で楽しめて、より交流が深められる会になればと考えていますので、ご期待ください!


